やっと読み終えた本「革命のファンファーレ」

真っ赤な表紙にイケメン風西野亮廣というインパクトあるデザイン
この本に出会ったのは、思い出せば結構前だ。
バイト先の店長から、「この本めっちゃ面白かった!考え方とか強気なところがあなたににているから、読んで見て!」って渡されて。ちょうど一年前くらいかなあ。
読み始めたものの、その当時なんてまだ遊び呆けたい時期で、本なんて開いても全然進まなくて。しかも、著者の西野亮廣の書き方はめちゃくちゃ上から目線!それがうざすぎて、ただの好感度低い芸人かと思ってたし、何様だよーって思ってうざくなった気がする。笑
この間この本をめちゃくちゃ読みたい!っていう友達に会ったので、そんなに話題の本ならちゃんと読もうって思って、本当に一年ぶりくらいに開いて見た。しおりは半分いかないくらいのページのところに挟まっていた。結局、昨日読み始めて、今日読み終えた。一年かけたのが阿呆らしい(笑)2日で終わった。
けれど、感じ方は全然違った。自分でやりたいことに向かって勉強し出した今だからこそ、内容が自分に響いた。すごく面白かった、というか勉強になった。
そこで、この本の印象的なところを少し紹介する。
(一年間も本を借りっぱなしにしてしまって、店長にはお詫び申し上げます、、、)
「アイデアの待ち合わせ場所」になった者勝ち
本も終盤になった297ページ。この見出しで、説明が書かれる。
このたった2ページが自分にとって、心に響きすぎて思わずメモした。
西野亮廣さんは、「えんとつ町のプペル」でウォルト・ディズニーを倒そうとしておる。
彼は今、ビジネス界で信用を勝ち取っていて、「革命のファンファーレ」を含み二冊出したビジネス書や、何冊か書いた絵本も全作ベストセラーとなっている。
この人は実に偉大な人として私の目には映った。だが、本書で書かれた革新的なビジネスの方法やアイデアなどを、芸人だったはずの西野さんがなぜ知っているのか、不思議だった。
その答えに近いものが書いてあるのが、ここからのページである。
西野さんは、仕事の一喜一憂を共有するツールとして、オンラインサロンを運営している。そこでは、オンラインサロンのメンバーと会議を繰り返しており、いいアイデアが出たら採用するそうだ。
そう、この人も、この人だけの「一つの脳ミソ」で戦っているわけではないのだ。
西野さん曰く、「一つの脳ミソで全てを生み出している人間なんて世界に1人もいない。多かれ少なかれ、皆家族や友人、テレビやインターネットから吸い上げた情報を編集し、自分なりの答えを出している。自分の個性というのは、編集結果だ」
つまり、編集素材となるアイデア(他人の脳ミソ)の待ち合わせ場所になった者勝ちだということ。そしてその待ち合わせ場所として重宝されるのは、「とにかく行動する人間」だというのだ。それは、アイデアの実験台になってくれるから。
おっ!行動力。私がもっとも大事にしていることだ。だからこそ、このページが印象に残っている。
そう、自分は、行動力が取り柄なのだから、それを生かして「アイデアの待ち合わせ場所」になればいいのだ。
なんだか肩の荷がおりた気がした。
ここ最近、すごいスペックを持った人たちに出会い、自分のスペックの低さに落胆していた。それで焦ってインターンを始めたり、本を読み漁ったりしていた。でもこれでは少しばかり時間がかかる。トビタテに受かりたい。でも受かるのは、今までいろんな活動に勤しんできたハイスペック人間だろう。じゃあ自分もそれをつければいい。ただ、トビタテ11期の応募受付開始はもう来月に迫っているのだ。時間がない。今から焦って初めても、その効果が出たり語れるようになるには間に合わない。
それで、焦っていたのだ。
ただこの本は、自分1人でやるのではダメだと、そう気づかせてくれた。
情報は、行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。行動の連鎖だ。
そうかいてある。
もっと周りを巻き込もう。そして、思うままにどんどん行動しよう。
他人の脳ミソから出るアイデアを、自分に集めよう。
そう決心ができたので、私はこの本を読んで本当に良かった。
行動できないのは勇気がないからではない、情報がないからだ
その通りかもしれない。私が今色々やっているのは、「ばあちゃんちにゲストハウスを作りたい」からである。これが、私のやりたいこと。最終目標だ。
じゃあそれを今すぐ始めればいいじゃないか。何をぐずぐずしているんだ。結局口だけなんじゃないの。
そう思っている人もいるかもしれない。
でも、私はこれをやりたい、と口では言えても、じゃあ始めようってなったら、何をすべきか全く見当もつかない。
でかいばあちゃん家を、友達集めてDIYしてゲストハウスにすれば初期費用を抑えて始められるのか。ホームページを作り、SNSで宣伝したりBOOKING.COMなどのサイトに登録したら旅行者の目につくのだろうか。マリンスポーツをする人を招待して、興味を持ってくれた人にショップを開いてもらい、海に遊びに来る人を増やせばどうか。
いろんなアイデアはある。でも、果たしてそれが合っているのか、それをしたらどうなるのか、そもそもそれをするにはどうすればいいのか。
アイデアを形にするだけの知識やスキルが乏しいのだ。情報が足りていない。だから、行動ができない。ポジティブシンキングが足りていないんじゃなく、ロジカルシンキングが足りていないのだ。
だから今、私に必要なのは、情報収集という努力をすること。
努力量の足りない努力でも、誤った努力でもない。圧倒的努力。
クリスマスソングに浮かれている場合じゃないらしい。
頑張ろう。
目的のある勉強って、飲み会よりも楽しいんだな〜