読書に感動

本を読み終えて

今日はゆっくり、静かにひとりの時間を過ごしたい気分だった。

だから、前から決まっていたバイト先の同期飲み会を、ドタキャンした。

よくないことだけど、8人もいれば私がいようがいまいが関係ないだろうし、何よりお酒をいっぱい飲んでへべれけになったり、はしゃいだり、そういうことに今日のコンディションは向かなかったのだ。

短い睡眠を終えてアルバイトへ行き、そのあとは英語必修を受けに5限へ。

酷い睡魔が襲ってきて、何度も机に頭がぶつかった。

授業が終わると、足早に駅へ。インスタグラムで昨日の夜のイベントを投稿してから、今にも充電の切れそうなスマホを片付けて本を開いた。

この本を買ったのは結構前だ。もう4〜5ヶ月ほど経っているかもしれない。

ずっとベットの脇に置いていて、この前久々に開いてみた。

しおりの挟んであったところから読むが、もう内容がわからなくなっていたので、見覚えのある文面をもう一度初めから読み直した。

今回はだいぶはまってしまい、毎日出かける時には小さなカバンに鍵と定期入れとこの本だけは入れて出た。空いた時間に、持ち前の読書の遅さでゆっくりコツコツと読み進ていった。

この本は思った以上に分厚かった。読んでも読んでもしおりの位置が進まず、結末に近づけない。

覚えてはいないけど、多分読書の良さをやっとちょっと知って嬉しくなった五ヶ月前の私は、カッコつけて次に少し分厚めのものを選んだのだろう。

今日は半分を少し過ぎたところから読み始める。電車を降りる駅に到着したが、本を閉じれなかった。

何回も、エスカレーターをノロノロと乗り換えながらページをめくっていく。

そのまま結末が気になり過ぎて、帰り道をずれてスターバックスに駆け込んだ。

最近ハマっている甘くて美味しいスターバックスラテではなく、苦味を感じるドリップコーヒーを注文。

そのまま、マグカップが空になったのも気にせず「パラレルワールド・ラブストーリー」の中に吸い込まれた。

幸い、スマホの充電は切れている。

今が何時なのかもわからず、しかし気にせず無我夢中で読み進めた。

ミステリーの、種明かしにたどり着く。

眉をひそめ、そして目頭が熱くなったのか、なっていないのか、よくわからない興奮にさらされた。

 

最後のページを焦って読み終えた。

すぐさま家に向かう。

一刻も早くこのドキドキを誰かに話したい。というか、言語化したい。

気持ちが焦って、駆けていた。

時間に追われていつも走っているのは逆向きで、帰路を走ることなんてまあないだろう。

頭の中をぐるぐるといろんな言葉が駆け巡る。

早くこの気持ちを整理したくて、前のめりにこの文章を書き始めた。

飲み会に行かなかったことを後悔させず、又、電池切れのスマホをカバンから出す事さえも無駄に感じさせた。こんな気持ちは、自分でもあまり経験したことがなくて、すごく楽しい。

本ってすごいんだなあ。

小学生の時、昼休みに鬼ごっこに出ず人のいない教室で本と向かい合っている同級生を見て、真似をする気になったことはない。むしろ、外で遊べばいいのに、、、と思っていた気もする。

でも今になって思うのは、「もっと小さい時からいろんな本に出会っていたかった」ということ。

本を嫌ってきた今までの人生、損していた。本当にそう思う。

 

本を読む人って知的でかっこいい。自分もそう見せたくて、装って初めてみた読書。

これこそ、本のテーマを借りていうと、記憶の改編なのかもしれない。

今すぐにでも、次なる本との出会いを探しに行きたいと、そう思っている自分に驚きである。

と、今さっきまで読んでいた本を真似した口調で書いてみた。

 

 

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