ある日私は、愛媛の田舎町にある、祖父母の持っている土地を使ってゲストハウスを始めればいいんじゃないか、と思いつきました。
そこは、綺麗な海と山を持つ町であり、夕日やパラグライダー、そしてドラマのロケ地にもよく使われて有名なスポットもあります。
神奈川県の葉山の別荘地のような雰囲気を持ちながら、そこでは若者が外へ出てしまい、残るのは高齢者がほとんど。。。
祖父母は、駅とシーサイドの目の前と言う優れた立地で自営業の商店を営んでいます。
しかし、その商店も売れ行きは上がらず、そもそも人口不足のこの町ではもはや続けられない、と今の代で閉めてしまうつもりです。
年に一、二度しか帰らないけど、帰るたびに、「この状況をなんとか改善できないかな」と言う思いに駆られます。
葉山のように、マリンスポーツに盛り上がり、落ち着いた静かな町でブランディングできるポテンシャルは持っていると感じます。
坂を降れば、三層のブルー色に輝く美しい白浜。それでいて、人の多さは湘南の4分の1程度で落ち着いた時間を過ごせます。
「沈む夕日の立ち止まる町」としても有名で、散歩をしながらおばあちゃんと見た夕日はとても綺麗でした。
小さい頃からたまに顔を出すと、商店で売っているお菓子を好きなだけ持って帰らせてくれる祖父母。
夏休みには一ヶ月ほど1人で泊まり込み、商店のお手伝いをしたこともありました。
朝早起きしてじいちゃんと市場に仕入れに行ったり、近所の小学校の給食の材料を届けたり。レジを打ちながら地元のおじいちゃんおばあちゃんとお話ししたり。
帰るたびに、レストランをやっていたこともある腕を持つおばあちゃん特製の「鯛めし」や唐揚げ、リンゴ入りのポテトサラダにハマチのお刺身。
こんな祖父母の家が大好きだし、私にとってはすごく自慢したくなる魅力的なまちです。
四国旅ブームのきている今、ぜひ紹介したくなる場所なのです。
自分に子供ができた時にも、この町に連れてきてやりたい。
私が味わってきた「THE・ばあちゃんち」を、子供にも味合わせたい。
商店も、そしてこの町自体も、失くしたくない大切な宝物です。
そう思った時、何かできることをやりたかったのです。
一番に思い浮かんだのが、自分自身よく利用する「ゲストハウス」を作ることでした。
そして、すぐに、ある人に連絡しました。
その方は、以前東北にひとり旅をした時に泊まったゲストハウスの創設者であり、今を輝く若手起業家さんです。
その方に、実際にお話を聞かせていただく機会を作っていただき、昨日行ってきました。
そこで、さらに大きな感銘を受けただけでなく、起業家さんの雰囲気も知れて、俄然やる気が出ました。
長くなってしまったので今回はここまでにして、実際にお会いして学んだことや思ったことなどを、次回書いていきます!!!
それではまた次回!
「人口減少、少子高齢化でも大好きな「ばあちゃんち」を守りたい」に1件のコメントがあります